「奥州曙光」

「奥州曙光」
【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2011年4月11日月曜日

#250 屋外で活動していいか、分からない?
















おはよがんす、まめでらしか~?
震災後一ヶ月の秋田は、気温5.8℃、北北西の風、風速 3.6m/s、
湿度90%、 気圧1011.6hPa、雨降りの週明けを迎えました。






これは、ドイツ気象局による、
福島第一原発から出た放射性物質の
拡散分布予測(日本時間4月5日午後9時を想定)である。
実際にこの通りの放射性物質が、
地上に降下することを示すものではない。
また、
その日の風向や風速の変化によって、
その範囲や降下量も変化するものです。


同じような拡散予測をIAEAもおこなっており、
気象庁のHPで公表している。


気象庁ホームページhttp://www.jma.go.jp/jma/kokusai/eer_list.html


そして、こんな説明を付けている。



<資料を参照する上での注意事項>
 ・ これらの計算結果は、IAEAの指定する放出条件に基づいて計算した
ものであり、いわば仮定に基づくものであって、実際に観測された放
射線量等は反映されていません。
 ・ 当庁の同業務における計算の分解能は100km四方と、避難活動等の
判断にとって極めて粗い分解能で行われているものであり、このため、
この結果は国内の対策には参考になりません。
 ・ 国内の原子力防災については、緊急時迅速放射能影響予測ネットワ
ークシステム(SPEEDI)による試算結果が公表されています。


しかし考えてみると、天気予報だって、
仮定に基づいて計算した結果の予測である。
そのため、天気情報と言わないで天気予報と言うのであり、
私たちはこの天気予報を参考にして日常生活をおくっている。
放射性物質の拡散予測だって同じではないだろうか。
一日、外で無防備に仕事をして、
翌日になってから実は昨日は何ベクレルでしたなどと
報道されても後の祭りである。
「国内対策の参考にはなりません」というけれども、
日常生活の参考になるのではないだろうか。
確かに、現在は拡散している放射性物質の量は、
公表されているように少なく、直ちに健康への影響はないだろう。
しかし、今後の福島原発の状況しだいでは、
拡散予測に基づいて雨合羽やマスク・手袋の着用が
不可欠にならないとも限らない。
政府がこれまで公表を躊躇してきた理由は分かるが、
隠蔽してきた理由が分からない。




現在、気象庁のHPには、
IAEA による拡散予測が公表されている。
しかし、全て英文で図も白黒で分かりにくい。
本当に国民の安全を考えているなら、もっとタイムリーに、
もっと見やすく分かりやすい形で公表してほしいものである。


天気よりも分かりにくい放射線、
目に見えない放射線、
だからこそ、
保護者や学校にとっては、
今日、子どもたちを屋外活動をさせていいか、どうか?
その判断基準や判断材料が欲しいのです。




がんばろう日本!
がんばろう東北!
がんばろう子どもたち!





さあ今日も、
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!

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