「奥州曙光」

「奥州曙光」
【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2010年6月3日木曜日

#34 笑顔いっぱい、元気いっぱい、夢いっぱい




庭のツツジ










世の中には、
訪ねるにはよいが、
滞在するのには寂しい所がある。
都会の喧噪に暮らす人々にとって、
自然豊かな秋田は、
そういうところなのかも知れない。

また、
訪ねるにはよいが、
滞在するのには騒々しい所がある。
自然に囲まれた秋田で暮らす私たちには、
人が溢れている大都会東京は、
まさにそういうところ。

しかし、
秋田でも東京でもどこに住んでいても、
訪ねるにはよいが、 滞在するのには寂しいところ。
それは、孤独。

自殺率ワースト1から、
早く抜け出したい秋田。
みんなで声をかけあい、
笑顔いっぱい、
元気いっぱい、
夢いっぱいに頑張りましょう!

2010年6月2日水曜日

#33 教師の一言




庭のツツジ










私が中学生だったときの話です。

あるとき、
夕べから熱っぽかったせいか、
私は朝から気分がすぐれずに青い顔であった。
それでも、無理して登校した。
そして、朝の健康チェック。
青い顔をしている私を見つけた担任が、こう言った。
「おまえ、が悪いぞ」


・・・・・エッ、美術教師がそんな言い方はないだろう。
     でも、気の弱い私は何も言えなかった。
     しかし、もつけて欲しかった。

2010年6月1日火曜日

#32 細胞の顕微鏡観察


ムラサキツユクサ

ツユクサ科
ムラサキツユクサ属


<花言葉>
知恵の泉、尊敬、淋しい思い出






6月の声とともに、
待っていたかのようにムラサキツユクサが開花した。
6月から8月にかけて、
薄むらさきの花を次々と咲かせるところから、
知識の泉という花言葉がついたのでしょうか。
また、
一つの花の命は短く、
朝開いた花も午後には閉じてしまうので、
淋しい思い出とも言われるのでしょう。
3枚の花弁と鮮やかな黄色の雄しべのやくが特徴です。

中学校の理科の時間に、
この花の雄しべを観察したことがありませんか。
雄しべの毛の透明な細胞が、
クサリのように縦一列につらなっているため、
細胞の顕微鏡観察としてよく使われます。
そのためにも、
中学校の花壇には欠かせない植物ですが、
あなたの近くの中学校にも咲いていませんか?

2010年5月31日月曜日

#31 米軍基地問題



庭のツツジ











米軍普天間基地問題で、
「一生懸命に努力した」と鳩山総理は言う。
しかし結局、辺野古というのでは、
「首相はいいかげん」「激しく失望」と言われるのは当然だ。

結果を求める競争主義。
成果を求める経済論理。
そういった成果主義が大きな顔をしている現代、
どう努力しようと、結果を出さなきゃ、成果をあげなきゃ。

それだったら可愛そうと、
判官贔屓に考えようとしてみても、
だったら、
アメリカに対して、何を求めましたか?
どこまで強く要求しましたか?
と問われて答えることができますか?
先の訪米でも、
外務大臣の会談でも、
そこに触れる発言はゼロである。

「一生懸命に努力した」と言うならば、
日本政府としてどう主張しどこまで努力したのか、
アメリカ側の対応はどうだったのか、
それをすべて明らかにすべきだろう。
それもせずに、
説明責任を果たさないまま「努力した」では、
誰も納得できない。

#30 口蹄疫は子どもにとっても大事件

 罪のない牛や豚まで殺処分。感染が拡大している宮崎県の口蹄疫問題で、政府は発生地から10キロ圏内のすべての牛や豚をワクチン接種した上で殺処分することを決めた。また、殺処分に当たっての手当金交付や、埋設地の確保、必要人員の増員を速やかに実施する。農家には一頭あたり牛60万円、豚4万円を手当てする。現在のところ、殺処分される家畜は25万頭を超え、農家への補償額は250億円程度と見込まれている。

 川南町のある養豚農家では、発生以来、口蹄疫と戦ってきたが、ついに感染が確認され母豚まで感染が広がった。我が子同然に育ててきた豚が弱って死んでいく姿を見続けなければならず、夜も眠れない毎日を送っている。「養豚は素晴らしい仕事」と子どもたちにも教え、「将来は一緒に養豚しよう」と言ってくれる子どもたちに苦しさを見せないように振る舞ってきたが、もう限界。地獄の中をはいずり回っているような気持ちで、誰に怒りをぶつけたらいいのか分からないという。

 「町がつぶれる」という新聞報道もあったほどの地域で、学校教育だけが影響を受けないはずがない。今月に予定していた運動会を延期するなど、学校行事にも影響が出ている。また、小学校のPTA会長さんに、同じ小学校に子どもを通わせている畜産農家から相談の電話がかかってきた。「被害が蔓延しつつある地域の小学校に、我が子を通わせていていいのか」もう1件は全く逆で、「自分の牛の感染に気づかず子どもを学校に通わせ、ほかの農家の子どもにウイルスを持って帰らせたら大変なことになる」という相談であった。畜産農家が多い地域での、それぞれの農家の複雑で切実な心境はピークに達している。

 町では早速、教育委員会と校長に相談し、農家の子どもが自主的に学校を欠席する際の扱いや、事態が収束した後の学習面や精神面でのサポート体制について協議した。人口1万7千人あまりの日本有数の畜産の町・川南町で、町長以下、町をあげての対策は、今、この瞬間も続いている。また、町内の小学校5校と中学校2校では、いろいろな配慮をしながら教育に取り組んでいる。今回の事件を受け、改めて、危機管理は校内だけの問題ではないこと。町の大事件は学校の大事件であり、子どもの大事件でもあることを思い知らされた。