「奥州曙光」

「奥州曙光」
【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2010年4月23日金曜日

#3 韓国ドラマ「アイリス」より その2

ドラマの中で、

・・・韓国に戻るため、秋田港から船に乗ったキム・ヒョンジュン。
・・・そこに電話が来る。
・・・ゆきからのSOSであった。
・・・「ゆきを助けたかったら、1時間後に玉川ダムに来い」
・・・そう言って電話が切れた。

秋田県人なら、
この筋書きに無理があることがわかるはず。
雪道で、
秋田港から玉川ダムまで1時間で行くのは、
無理というものでしょう。

んだども、
玉川ダムでの、
あの想像を超えるアクションシーンを見せられたら、
そんな地域的な無理なストーリー展開のことなど、
すっ飛んでしまった。

#2 韓国ドラマ「アイリス」より

大学の講義が終わって、「お茶でも飲まないか?」と誘った。
応えはNOだった。 
断られたと思ったが、すぐに「お酒だったら…」と返ってきた。

二人で焼酎のビール割りを一気飲みし続けた。
気がついたら、一人でテーブルに酔いつぶれていた。


そんな経験のない私は、
今日も一人で静かに、煎れ立てのコーヒーを口に運ぶ。

#1 すべては、心の決めたままに!

 ある日、帰宅するとカミさんが電話で話をしていた。話し相手は息子のようだ。途中まで笑顔で話していると思っていたら、何か気に障ることを言われたようで急に雲行きが怪しくなった。電話を切った後も、ひとりブツブツ文句を言っている。さらには、「あんなに苦労して育てたのに」と言い出した。矛先がこっちに来なければいいなと思っていたら、「お父さんは学校の仕事が忙しくて、いつも一人で大変だったんだから」・・・・・ホラホラ、案の定、やっぱり来たんだ~。

 カミさんに限ったことではないが、何か一つでも嫌なことがあると、すべてが嫌になってしまう人がいる。女性に多い気がするのは気のせいだろうか。これまでの何十年という長い年月の中で、楽しいことや嬉しいことがたくさんあったにも関わらず、たった一つの嫌なことですべてのことを台無しにしてしまう。一事が万事という性格なのだろうか。そんな人が、あなたのまわりにもいないかな。

 よく、人を指導する立場にある者は、「鳥の目」と「虫の目」の両方を持たなければならないと言う。つまり、高いところから全体を見渡す鳥の目、そして、地面をはい回る虫のように細かいところまで見落とさない虫の目である。しかし、これで十分なのだろうか。物事には現象として外から見える地上部分と、水面下に隠れている見えない部分がある。だから、水中を見通すことができる「魚の目」(ジョークではない)が必要ではないか。さらに、いかに対応するかを考えるためには、物事の光と陰の微妙な見極めや人間の心の微妙な揺れを感じとる「人の目(慈眼)」で見て判断することが欠かせない。これが第四の目、「シメ」(ここがジョーク)である。

さて、カミさんの話である。もう一度、四つの目を総動員して考えてみよう。息子に何を言われたか知らないが、それって、息子に言われたたった一言でしょう。その一言が、カミさんのこれまでの人生を台無しにしたのだろうか。決してそうではない。これまでの人生が台無しみたいに思っているのは、カミさん自身である。私が今日、ここで言いたいのは、「目」の話ではない。自分の心は、いつでも自分で選ぶことができる、自分で決められるということである。人事異動で動くも残るも、いわば息子の一言。それをどう考えるかはあなたの心しだいである。感動も、愛も、情熱も、それはすべてあなたの心の中にある。それを引き出すか引っ込めるか、あなたの心が決めること。必要なものは、もうすべてあなたの心の中にある。さあ、新年度、身も心も一新してがんばろう。