「奥州曙光」

「奥州曙光」
【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2012年3月16日金曜日

#457 子を連れて西へ西へ! going to west !



















おはようございます。

秋田は気温-0.4℃、東南東の風、風速1.4m/s、
名残雪2㎝、湿度71%、気圧1028.5hPa、
放射冷却で冷え込んだものの、快晴の朝を迎えました。
日中は6℃まで上がる見込みです。

『サラダ記念日』で有名な歌人の俵万智さんは、
シングルマザーになり両親のいる仙台に住んでいました。
しかし、福島原発事故後、
お子さんを連れて沖縄の石垣島に避難し、
次のような歌を詠んでいます。


電気なく水なくガスなき今日を子はお菓子を食べ放題と喜ぶ

「電信柱抜けそうなほど揺れていた」震度7とはそういうことか

空腹を訴える子と手をつなぐ百円あれどおにぎりあらず

ゆきずりの人に貰いしゆでたまご子よ忘れるなそのゆでたまご

チェルノブイリ、スリーマイルに挟まれてフクシマを見る七時のニュース

震災の映像見れば指しゃぶりいよよ激しき七つの心

まだ恋も知らぬ我が子と思うとき「直ちには」とは意味なき言葉

子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え

世話になる人に頭を深々と下げる七歳板につきたり

「家」という漢字を使う例文に「じぶんの家に早くかえりたい」



「子どもを放射能から守りたい」
その俵万智さんと同じ思いで、
仕事のある夫や親世帯と離れ、
他県に避難している母子が大勢います。

子どもたちの未来を守りたい!
だから、帰りたいけど帰れない!
母親の思いはその一心です。

仙台から他県に避難している人は少ないですが、
福島県からの避難者は約6万2千人。
この人たちがみんな、
元の生活に戻れることはできないまでも、
安心して暮らせる所に落ち着くこと、
それができますよう心から祈っています。


さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!

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2012年3月15日木曜日

#456 シャーベット状の雪!sherbet snow !




































おはようございます。

秋田は気温1.0℃、西の風、風速9.0m/s、
名残雪5㎝、湿度93%、気圧1017.9hPa、ボタ雪の朝を迎えました。
雪の粒がくっついて大きくなってボタボタ降ってきます。
大きさは1~2㎝くらいでしょうか。
おかげで道路はシャーベット状態です。

ところが、
このシャーベット状の雪って、
水分を大量に含んでいて重いんです。
だから、
雪寄せも大変です。
頑張りすぎて、腰を痛めないよう注意しましょう!

除雪も大変ですが、
通り過ぎる車がそのシャーベット状の雪を跳ね上げるので、
それを避けるために
車の運転も歩行者も大変です。
全身ずぶ濡れにさせないよう、ならないよう、
運転者も歩行者も十分に気をつけましょう!


夕べは日本の若者がまたまたやってくれました。
これで、サッカーは男女ともにロンドン・オリンピック出場!
気分もさわやかな朝です。
(さわ選手の状態が少し心配ですが・・・?)

さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!


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2012年3月14日水曜日

#455 春を呼ぶ雪!call in spring




















おはようございます。

秋田は気温-2.9℃、南東の風、風速3.3m/s、
名残雪3㎝、湿度87%、気圧1024.8hPa、快晴の朝を迎えました。
夜半にうっすらと降った雪が朝日の反射して眩しい朝です。
日中、陽射しによってすぐ解けてしまう雪ですが、
それでも冬の名残を惜しむように、
夜半や早朝に音も立てずに降っているです。

北国としては一足飛びに春になって欲しいのですが、
自然界はそうはいかないのでしょう。
三寒四温と言いますが、
ここのところの天候の流れは、
ちょうどそのような感じです。
そのうちに二寒五温、一寒六温と進みながら、
無寒七温となるころ、やっと北国の春になります。
そう、
♪しらかば~、あおぞ~ら♪というあの歌の季節が、
もうすぐ、そこに!

車のバックミラーに映る風景も、
うっすらと雪化粧しています。
1月、2月のような降り積もる雪とは違い、
この時期の解ける雪には、
春まぢかの輝きと初々しさが感じられます。
春を呼ぶ雪なのかもしれません。

さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!

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2012年3月13日火曜日

#454 コラムがトップ記事!column is top




































おはようございます。

秋田は気温-0.6℃、北西の風、風速1.5m/s、
名残雪1㎝、湿度87%、気圧1018.4hPa、
小雪がちらつく朝を迎えました。
日中は3℃までしか上がらず、寒い一日になりそうです。

東日本大震災から一年。
その3月11日の読売新聞に驚きました。
一面トップがなんとこれでした!


 使い慣れた言い回しにも嘘がある。時は流れる、という。流れない「時」もある。雪のように降り積もる◆〈時計の針が前にすすむと「時間」になります/後にすすむと「思い出」になります〉。寺山修司は『思い出の歴史』と題する詩にそう書いたが、この1年は詩人の定義にあてはまらない異形の歳月であったろう。津波に肉親を奪われ、放射線に故郷を追われた人にとって、震災が思い出に変わることは金輪際あり得ない。復興の遅々たる歩みを思えば、針は前にも進んでいない。いまも午後2時46分を指して、時計は止まったままである◆死者・不明者は約2万人…と書きかけて、ためらう。命に「約」や端数があるはずもない。人の命を量では語るまいと、メディアは犠牲者と家族の人生にさまざまな光をあててきた。本紙の読者はその幼女を知っている。〈ままへ。いきてるといいね おげんきですか〉。行方不明の母に手紙を書いた岩手県宮古市の4歳児、昆愛海ちゃんもいまは5歳、5月には学齢の6歳になる。漢字を学び、自分の名前の中で「母」が見守ってくれていることに気づく日も遠くないだろう。成長の年輪を一つ刻むだけの時間を費やしながら、いまなお「あの」ではなく「この」震災であることが悔しく、恥ずかしい◆口にするのも文字にするのも、気の滅入る言葉がある。「絆」である。その心は尊くとも、昔の流行歌ではないが、言葉にすれば嘘に染まる…(『ダンシング・オールナイト』)。宮城県石巻市には、市が自力で処理できる106年分のがれきが積まれている。すべての都道府県で少しずつ引き受ける総力戦以外には解決の手だてがないものを、「汚染の危険がゼロではないのだから」という受け入れ側の拒否反応もあって、がれきの処理は進んでいない。羞恥心を覚えることなく「絆」を語るには、相当に丈夫な神経が要る◆人は優しくなったか。賢くなったか。1年という時間が発する問いは二つだろう。政権与党内では「造反カードの切りどきは…」といった政略談議が音量を増している。予算の財源を手当てする法案には成立のめどが立っていない。肝心かなめの立法府が違法状態の“脱法府”に転じたと聞くに及んでは、悪い夢をみているようでもある。総じて神経の丈夫な人々の暮らす永田町にしても、歳月の問いに「はい」と胸を張って答えられる人は少数だろう◆雪下ろしをしないと屋根がもたないように、降り積もった時間の“時下ろし”をしなければ日本という国がもたない。ひたすら被災地のことだけを考えて、ほかのすべてが脳裏から消えた1年前のあの夜に、一人ひとりが立ち返る以外、時計の針を前に進めるすべはあるまい。この1年に流した一生分の涙をぬぐうのに疲れて、スコップを握る手は重くとも。(2012年3月11日 読売新聞 編集手帳)



なんとコラムがトップ記事だったのです。
報道新聞という立場からすると邪道でしょう。
前代未聞というか、あり得ないと思いつつも、
その心意気に感動しました。

流れない「時」もある!
雪のように降り積もる「時」もある!
本当にそう思います。

その思いに賛同するものの、
いつか私たちは涙ながらにも立ち上がって、
「時」を進めなければならない。

そのために
がんばろう日本!
がんばろう東北!



さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!\(^o^)/
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2012年3月12日月曜日

#453  あの夜、私は・・・! gloomy and very cold night





































おはようございます。

秋田は気温.0.8℃、南南東の風、風速4.2m/s、
名残り雪5㎝、湿度80%、気圧1004.0hPa、
曇り空の週明けを迎えました。
今日の日中の予想最高気温は5℃、
雨や雪が降って、ぐづついた一日になりそうです。

週明けはカラッとしてほしいのですが、
空模様はそうもいかないようです。

昨日は東日本大震災から一年。
パリ、ロンドン、ウイーン、ニューヨークと、
世界中で追悼集会や追悼ミサが行われる中、
日本でも追悼式があちこちで行われました。
秋田でも大学生が主催する1,000人合唱、
そして灯火による追悼の心を寄せ合う場が設けられました。

2万人とも言われる犠牲者のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。

1,000人の合唱もローソクの灯火も、
どちらも犠牲者への追悼ではありますが、
残された私たちを一歩前へと導く歌声であり、
希望の灯火なのだろうと思います。

午後2時46分、
日本中が黙祷したと思いますが、
その1分間、あなたは何を考え、何を決意しましたか?


そして夜、
NHKで特別番組が放送されました。


”同日同時刻”生中継 「被災地の夜」


津波によって一人屋上に取り残され暗い夜を過ごし、
翌日自衛隊ヘリで救助されたた男性。
電車に取り残されながらも津波を逃れ、
飲み物や食べ物を分け合いながら一夜を過ごした乗客。
津波で海に流され屋根に乗って漂流しながら、
3日後に発見され救助された男性。
孤立した病院の最上階で、
身を寄せ合い助け合いながら一夜を過ごした医師と患者。
着物の帯を投げて、
津波で流されている家屋から人々を助け上げた老夫婦。

一年前の3月11日。
地震と津波で周囲のすべてが破壊され流され、
真っ暗になった雪降る冷えこむ一夜を、
それぞれが想定外の状況にありながら、
生きようと頑張った必死体験です。

一人で頑張った人。
みんなで支えあった人。
互いに助け合った人。
状況はそれぞれに違うけれども、
長い長い、とてつもなく長い夜であったことは同じです。
その長い夜も、
必ず明ける瞬間がくることを信じて!


被災地の夜明け!
福島の夜明け!
それもまた、必ずくると信じます!


さあ今週も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!
✰⋆ฺ(▰˘◡˘▰)⋆ฺ
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