「奥州曙光」

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2012年2月28日火曜日

#444 統合、廃校! the closing of a school




















おはようございます。

秋田は気温-2.9℃、北北東の風、風速1.1m/s、
積雪26㎝、湿度57%、気圧1028.3hPa、
粉雪がちらつく曇り空の朝を迎えました。
日中の予想最高気温はプラス1℃、
風の冷たい一日になりそうです。

秋田の地元紙さきがけ新聞によると、
児童生徒数の減少に伴う学校統合が進み、
来年度は小学校9校、中学校5校が減少するらしい。
これによって、
来年度は小学校236校、中学校123校となる。
これを50年前の昭和36年と比較すると恐ろしいほどの減少率である。

校 種  50年前  来年度    増 減   増減率
小学校   398    236    -162   -41%
中学校   232    123    -109    -47%

地元の学校が廃校となる地域では、
廃校式を実施するなどの思い出作りを計画するとともに、
通学用のスクルーバスを運行するなどの対策がとられるようである。
これによって教育経営の適正化が期待できる。
しかし、
過疎化が進む地域の実情は深刻である。
先祖の代からの「おらほの学校」が地域から消えてしまう。
地元の名所を織り込んだ校歌の歌声が聞こえなくなる。
運動場を走りまわる子どもの姿が見られなくなる。
地元の校舎に歩いて通う子どもたちの姿が無くなる。
地元で唯一の文化施設が消える。
小学校1年からバス通学になる。
先生が家庭訪問する範囲が膨大になり、じっくり話ができない。

さらに、
子どもを見るときに、
その両親だけでなく祖父母の顔までが浮かんでくる。
そのような「地域丸ごと」という雰囲気はもう期待できない。

学校統合による学校規模の適正化、
それに伴う教育効果というプラス面の期待は大きい。
しかし、
それ以上に失うものの大きさは計り知れない。
それでも学校統合は、これからも進むだろう。


さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!

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