「奥州曙光」

「奥州曙光」
【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2011年7月7日木曜日

#306 放射物質の半減期・・・?





























おはよがんす、まめでらしか~?

秋田は気温23.6℃、南東の風、風速4.0m/s、
湿度68%、気圧 1005.3hPa、晴れ上がった朝を迎えました。
日中の予想最高気温は30℃になるようです。


福島では避難命令による住民避難が続き、
放射性物質が土壌や海水からも検出される中、
「半減期」という言葉がよく出てきます。

その半減期、
放射性物質が放射線を出す能力が半分になる期間だと言います。
時間が立つにつれて放射能が弱まって、
半減期で元の半分になってしまうようです。

また、半減期は全部同じでなく、長いものもあれば短いものもあります。
ちなみに、
今回の福島原発で話題になっている放射性ヨウ素131は8日。
放射性セシウム137の場合は約30年です。

また、
ロジウム106は29.8秒と短いが、
プルトニウム239は2万4千年、ウラン238など45億年と
気が遠くなるほど長い年数のものもあります。



例えば、今ここに、半減期が10日のリンゴが100個あると仮定しましょう。
10日後には、半分の50個になります。
そして、さらに10日過ぎた20日後には、
全部無くなってしまいそうですが、そうではないのです。
放射性物質の場合は、
50個のさらに半分の25個が残っていることになります。
30日後には12.5個、
40日後に6.25個、
50日後は3.125個、
60日後には1.5625個という具合に延々と続きます。


本物のリンゴだと腐ってしまうのですが、
放射性物質に腐食はありません。
半減期ごとに半分になることが繰り返されて、
半減期の10倍の期間が過ぎても最初の約1千分の1が残っている計算です。


たいていの人は、ここで半減期がわかったような気分になります。
しかし、本当のところは分かっていないと思うので、
前出の半減期10日のリンゴを例にして、
いくつかの疑問点をあげてみましょう。
この疑問に、あなたはどれだけ答えられますか。


<問い1>100個のリンゴのうち、どれか1個が、いきなり次の日になくなってしまう             ことはあり得るのか。


<問い2>10日後に、100個のリンゴのうち50個がなくなってしまうのか。
     それとも、100個すべてが半分になるのか。










現実に、放射性物質の1個1個が、
どのように崩壊するかを予測することは不可能です。
しかし、
「半分になると予測される期間」は確率的に予言できます。
それが半減期で、
100個のリンゴの中には10年後にもまだ存在しているものもありますし、
1秒後には消えてなくなっているものもあります。



ところが、個々のリンゴについては、
どれがいつどのように崩壊するかは予言できないのです。
いずれにせよ不確実で不確定というところは、
どこかの国の政局と同じで雲をつかむような話です。

しかし、
東日本大震災後の被災地の復興や教育の再建については、
確実に早い時期に確定させてほしいものです。


さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい
頑張りましょう!
*
*
*

0 件のコメント:

コメントを投稿