「奥州曙光」

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2011年9月14日水曜日

#349 新米の価格はどうなるの?
















おはよがんす、まめでらしか?

秋田は気温20.5 ℃、東南東の風、風速 2.1m/s、
湿度95%、気圧1015.5hPa、曇り空の朝を迎えました。


昨日、
秋田県でとれる新米の概算金が発表されました。

これは農家が農協に米を出荷するとき、
流通や販売に必要な経費などを差し引いて支払われる仮渡し金で、
今年の新米の予想販売価格を試算して、
その価格を元にして各都道府県の農協が決めます。
米づくり農家にしてみれば、
一年分の主な収入が決まるだけに重大です。


その概算金の価格は、
「あきたこまち」(1等米)が60キロgあたり、 11,000円。


この玄米を精米すると約52.8キロgの白米になるので、
白米10キロg当たりにすると、2,083円くらいになります。


そう、びっくりするほど安い価格なのです。
ついこの間、近くのスーパーで、
10キロgの「あきたこまち」が3,800円でした。
それも、昨年度産です。
今年の新米は、これよりも価格が上昇すると思うので、
10キロg当たり4,000円はくだらないと予想されます。


農家が2,083円で出荷した新米が、
農協を経由してスーパーの店頭に並ぶときは、
4,000円になってしまうのです。

まさに、
流通経済社会における価格マジックです。
原価の2倍近くも跳ね上がります。

もっとも、
都道府県の農協では、
新米の販売が完了した時点の収支をみて、
最初に支払った仮渡し金との調整額を、
米農家に支払います。

しかし、
もしも米価が下落すると、
仮渡し金が過払いになってしまう心配もあり、
簡単に仮渡し金を上げることもできないようです。

このような流通を省いたのが自主流通米です。
米農家が直接消費者に販売する米のことです。
少しでも多くの収入が欲しいと思えば、
30キロgあたり7,000円くらいで
自主流通米として売ることもあるのでしょう。
でも、
個人的な流通経路を持っていない米農家が、
大量に販売できるルートを持っている農協に
頼らざるを得ないこともわかります。

それもこれも理解できるのですが、
毎日必ず食べるお米が、
もう少し安くなってくれたらと願うのも、
庶民の気持ちなのです。

さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい
頑張りましょう!

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