「奥州曙光」

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【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2011年4月20日水曜日

#256 震災対応はスピードが第一!
















おはよがんす、まめでらしか~?
秋田は気温3.4 ℃、北北東の風、風速 2.5m/s、
湿度85%、気圧 1010.9hPa、曇り空の朝を迎えました。


今回の東日本大震災では、計画停電という新語まで生まれた。
地域別にグループを決めて、
早朝から3時間ごとに停電するという手法である。
しかし、
実際に停電に踏み切ったのが午後だったことから、
東京都民の帰宅時間と重なり大混乱になった。
危機管理上、重要なのは、
一度決めたら何があってもやり切ることである。
それが崩れたなら、混乱するのは当たり前のことである。
古来、
朝令暮改は大惨事を招くもとであることを知らないはずがない。

さらに、今回の被災地への自衛隊派遣の手法であるが、
これもまた、故事に疎い方が決定したのだろうか。
戦争において最も愚かな戦法は、
相手の兵力を甘く見て自軍の兵隊を小出しにすることである。
これでは兵力投入の効果が薄く、
負け戦になりかねず極めて危険な戦法である。
戦いの必勝法はウサギを追うトラのように全力で向かうこと、
つまり一度に大軍を繰り出すことである。
そうすれば、自衛隊の投入効果は数倍上がっていただろうし、
瓦礫の中から救出される人がもっと多かったに違いない。
被害規模の想定と初動規模の判断がどうであったのか、
今更ながら口惜しい。

人間が活動するエネルギーは、
活動人数に比例し、活動速度の二乗に比例すると言う。
つまり活動人数を2倍にするとエネルギーが2倍になり、
速度を2倍にするとエネルギーは4倍になり、
3倍の速度にすると9倍のエネルギーとなる。
中学校の理科に出てきた
運動エネルギーe=mv2/2という式を思い出してもらいたい。
今回の自衛隊派遣をこの式にあてはめると、
2万人から10万人に増強する時期がもっと速かったらと思うのだが?

高度成長期に時間を惜しんで速さを求めてきた結果が、
今回の大惨事である。
そのための消費エネルギーは二乗倍にどんどん増加してきた。
燃料であるガソリンも電力もである。
そして、原子力発電に頼らざるを得なくなってしまった。
しかし、もう昔に戻ることはできない。
また、それを望むものでもない。
でも時には、時間をかけて歩くのもいい。
自転車に乗ってサイクリング気分を味わうのもいい。
時々、立ち止まって雲の行方を眺め、
道端に咲く野草を楽しむのもいいではないか。
活動速度を半分にすると、
必要なエネルギーは4分の1に減少する。
「せまい日本、そんなに急いでどこ行くの?」
という言葉が流行したこともあったに。
年齢のせいだろうか、
最近、温故知新ではないけれども故事を例に引いたり、
ゆっくり動いてみようと思うことが多くなった。
気力体力低下によるエネルギー不足のせいかも知れない。

さあ今日も、
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!

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