「奥州曙光」

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【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2011年4月5日火曜日

#247 子どもたちを抱きしめて!
















秋田は気温3.7℃、南東の風、風速 2.8m/s、
湿度57%、気圧 1026.8hPa、快晴の朝を迎えました。

秋田自動車道を秋田から北上に抜けるとき、
東北の背骨といわれている奥羽山脈を越える。
そこは、
4月とはいえ、まだまだ完全な雪国でした。
写真は、三内PAの公衆電話ボックスです。
さすがに道路は雪がないのですが、
電話ボックスの半分以上の積雪(残雪)があります。

この雪が消える頃までには、
東日本大震災を経験した子どもたちの心から、
恐怖感や不安感が消え、
悲しみや絶望から立ち上がってくれたらと願っています。

家族の行方がまだ分からない子ども、
家族や親戚を失った子ども、
友だちを失ってしまった子ども、
家が津波で流されてしまった子ども、
学校にいて津波に襲われた子ども、
着の身、着のままで逃げ、
やっと命を救われた子どもたち。

こんな小さな子どもが、
死の恐怖とどう向き合ったのか。
まだ小学生、中学生なのに、
迫ってくる津波を前に、
生きようとどれだけの力を振り絞ったのか。

避難所で暮らしている子どもたちは、
その笑顔の陰で、
あのときの恐怖や不安と闘っているのだと思います。
時々、それを思い出すのか、
黙りこくっている時があると言います。
映画やTVで見たドラマではなく、
現実に目の前で起きたことなのです。
でも、信じたくないのです。
夢だと思いたいのです。
夢であってほしいと、今も願っているのです。

そんな子どもたちの心に寄り添い、
子どもなりの思いを一緒に分かち合う、
そんな友だちや大人が必要です。

大人が、
瓦礫だ、復旧だ、原発だと大騒ぎしているうちに、
子どもたちの心が崩れてしまわないか心配です。


一瞬見ただけで大人でも目を背けたくなる光景、
その中で毎日暮らさなければならない現実、
子どもたちが、
その小さな胸をどれだけ痛めているか計り知れません。
何をどう話せばいいのか、
話すと苦しくなるのか楽になるのか、
それさえも分からないままに、
どれだけ怯えているのだろうか。
身近にいる家族や近所の人たち、
そして学校の教師が、
力いっぱい抱きしめてやって欲しいと願っています。

がんばろう日本!
がんばろう東北!
がんばろう子どもたち!

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