そりゃあ、生きているといろんなことがあります。でも、誰かを憎んだり、恨んだり、蔑んだところでもどうにもなりません。 憎まず、嫌わず、蔑まず! 今日も、笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい、頑張りましょう!
2010年10月15日金曜日
#122 キリンもマムシも特定動物!
学校の近所の住民が、「マムシを捕まえたので、観察学習に使って」と生きたマムシを持ってきた。校長は「生徒に、危険なヘビを識別できるようになってほしい」と、早速、生きたマムシが入ったプラスチック容器のフタを針金で固定して、校舎の廊下に展示した。先月兵庫県宝塚市の中学校で、実際にあった話である。宝塚市とはいっても、この中学校は山間の全校生徒53名の小規模校である。法律で義務づけている県知事の保管許可も得ておらず、兵庫県が事実関係の調査を始めたようだ。何とも人騒がせな事件である。
キリンやゾウを、自宅で飼育するテレビCMがある。SMAPの香取慎吾が、宝くじの当選金でキリンやゾウを購入するコミカルな物語である。穴を開けた屋根から首を出すキリンに、屋根に登ってエサを与えている場面が印象的である。普通の家で、キリンやゾウを飼育するという突拍子もない発想で視聴者の度肝を抜く。しかし、このキリンやゾウは、誰でも飼育していいのか。飼育するために、どんな手続きが必要なのかについて、CMは何もふれていない。
実は、動物愛護管理法という法律がある。その第二十六条には、人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物として政令で定める動物(以下「特定動物」という。)の飼養又は保管を行おうとする者は、管轄する都道府県知事の許可を受けなければならない、と定めている。ここでいう、特定動物とは、クマ、ライオンなど人の生命や財産に害を加える恐れのある動物である。もちろん、マムシもキリン、ゾウも含まれる。ところが、この法律の別表にある特定動物のヘビの項目を見ると、
ボア科・・・ボアコンストリクター、アナコンダ、アメジストニシキヘビ、
インドニシキヘビ、アミメニシキヘビ、アフリカニシキヘビ
なみへび科・・・ ブームスラング属全種、アフリカツルヘビ属全種、
ヤマカガシ属全種、タチメニス属全種
コブラ科・・・コブラ科全種
くさりへび科・・・くさりへび科全種(タイワンハブを除く。)
と記載されている。
えっ、これだけですか?って感じである。マムシは書いていないぞ。これでは、マムシを飼っている秋田の田舎のじっちゃんや、ハブを飼っている沖縄のおじぃは分からないぞ。実はマムシはハブなどと同じ「くさりへび科」であることを始めて知った。でも、何故、タイワンハブは除くなの?などと疑問は尽きない。人生、死ぬまで学習である
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