「やりたいこと」と「やって良いこと」は違う。
しかし、今、
毎日のニュース報道やテレビドラマの中で、
あまりにも「人間の命」が失われる場面が多すぎると思うのは、
私だけだろうか。
バーチャルの世界と現実世界の区別が失われつつあると危惧されているが、
それが思春期の子どもの心にどのような影響があるかは、
いまだに検証されていない。
そして、
その検証がないままに、
今日も、殺人ドラマが日本中の茶の間に流され続けている。
異常と思われるような犯罪の原因が、
溢れるほどの成人雑誌や殺戮ドラマにあるとは言わないまでも
無視できない。
生まれてからずうっと、
さまざまの犯罪行為を、
スリルとサスペンスなどと浮かれながら、
ハラハラ、ドキドキしつつ楽しんできた。
テレビは、
犯罪を娯楽にする力がある。
でも、
それはバーチャルだから。
しかし、
それを娯楽ではなくて、
誤解してしまう視聴者もいる。
もしかすると、
知らないうちに、
犯罪者を育て訓練しているのかも知れない。
現に、
事件が起きた後、
「テレビの○○を見て、こうやろうと思った」という言葉を何回も聞く。
バーチャルの世界では、何でも許されるのか。
子どもたちの「こころ」のために、
大人に何ができるか、
もう一度考える必要があるのではないだろうか。
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