いろいろな色の野菜があるが、その色によって、それぞれ内蔵の働きを高める効果があるという話はあまり知られていない。例えば、赤色のトマトやニンジンは心臓、青色のホウレンソウやキャベツは肝臓、黄色のカボチャやタケノコならすい臓、白色のネギやダイコンは肺、黒色のコンブやシイタケは腎臓といった具合である。東洋医学でいうところの「五色の論理」である。
豆類にも五色ある。白小豆、黒豆があり、赤い小豆に黄色の大豆、そして青いエダ豆は肝臓にいいそうだ。だから酒のつまみにソラ豆やエダ豆が出るのは理にかなっている。ザアーと塩ゆでしたみずみずしいエダ豆を、サヤから一粒ずつ口の中に飛ばす時は、「まさに夏!」という感じがする。
また、エダ豆のタンパク質に含まれるメチオニンはビタミンB1、ビタミンCとともにアルコールの分解を促し、肝機能の働きを助けてくれるため、飲み過ぎや二日酔いを防止する働きがある。夏場に好んでビールのつまみとして食べられるのは、このような理由からでだろう。夏バテの原因である食欲不振から来る栄養不足の解消に、ぜひエダ豆をお勧めしたい。
残暑厳しい折、エダ豆を食べて笑顔いっぱい、元気いっぱい、夢いっぱいに頑張りましょう!
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