「奥州曙光」

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【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2011年8月2日火曜日

#322 水の惑星を守る!




























おはよがんす、まめでらしか~?

秋田は気温22.3 ℃、東南東の風、風速3.2m/s、
湿度73%、気圧1013.9hPa、曇り空の朝を迎えました。


福島原発事故によって放射能が問題になり、
水や土、植物、動物の放射能汚染が身近に迫る中、
ボタンひとつで簡単に放射線量を測ることができる、
家庭用の放射線測定器が発売されるようです。
手のひらサイズで重さも105g、お値段が1万5,750円とお手頃価格。
しかし、どうして、そんな時代になってしまったのでしょうか、
嘆かずにはいられない複雑な心境です。


これまで業務用であった機器が家庭用に改良されたり、
一家に一台であった物が個人所有になったりして、
多量に普及した例がたくさんあります。
柱時計が腕時計になり、
体重計がヘルスメーターになり、
ゲームセンターのゲーム機が家庭用ゲーム機になりました。
映画館がホームシアターになり、
パン屋さんがホームベーカリーになり、
コーヒーメーカーなどもその例に入るのでしょう。

さらには、
自動車も商用車よりも自家用車が多くなり、
一家に一台から一人一台の時代になりました。
中でも、もっとも急速に普及が進んだのは電話機で、
これまでの一家に一本の電話回線であったのに、
アッという間に個人個人が
一台ずつ持ち歩くケータイ時代になってしまいました。


中学校の理科の時間に、
46億年の地球の歴史を1年に例える学習をしました。
それによると一ヶ月はだいたい3.8億年で、
一日は1280万年、一時間は53万年の計算になります。

その時に驚いたのは、
私たち人類の歴史はまだほんのわずかで、
人類の祖先が誕生は12月31日午後2時半ということでした。
そして、農耕が始まったのはおよそ1分ほど前であり、
さらに、産業革命で近代文明が発達したのはほんの2秒前、
そして問題の原子力の発見は1秒前にも満たないのです。


さて、話を放射線に戻しましょう。
この夏休みに、
福島から市外に転校する小中学生が310人に上ります。
このように将来の健康被害が心配だという重い重い荷物を、
私たちはいつまで背負わなければならないのでしょうか。


人類の歴史はまだほんのわずかですが、
放射能廃棄物が無害化するのは約10万年も後です。
これから10万年も先の時代に、
人類や地球がどうなっているか想像もできませんが、
今、日本が向き合っている原子力の論議は、
10万年後の世界にどんな責任を持てるか、
その覚悟を問う問題でもあります。


そして、
世界中の人々が腕時計やケータイのように、
放射線測定器を持って歩くような時代、
そんな時代になることを誰も望んではいません。
地球の歴史を1年に例えた最後の1秒で、
この水の惑星を放射能の惑星にしてはならないのです。


さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい
頑張りましょう!
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