「奥州曙光」

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【壁紙】第85回全国花火競技大会 大会提供花火

2011年6月20日月曜日

#293 レームダック・・・?
















おはよがんす、まめでらしか~?

秋田は気温19.3 ℃、南東の風、風速 3.6m/s、
湿度70%、気圧 1012.4hPa、快晴の週明けを迎えました。
日中は28℃まで上がる予報です。



「死に体」といいます。
いやいや私にそんな願望はありませんよ。、
もちろん物騒な「死体」とも違います。
相撲用語です。
基本的には自分の体制が崩れ相撲にならない状態で、
そうなった時点で負けになります。


しかし、
この「死に体」について明確な基準はないようです。
その時々の行司や勝負審判の判断にまかされています。
目安として、
腰や膝が伸びきって棒立ちになる。
または、つま先が土俵をかまず、かかと立ちになる。
さらに、
ただ相手にしがみついているだけで、
相手がいなければそのまま倒れるような状態などです。


「死に体」の判断をめぐって有名な勝負があります。
1972年、当時の関脇貴ノ花と横綱北の富士との一番です。
北の富士の外掛けを、
貴ノ花が弓なりになってこらえながら上手投げを打ち返し、
上にのしかかった北の富士が先に手をついたのです。


立行司の軍配は貴ノ花にあげった。
しかし物言いがつき、協議の結果、
貴ノ花が「死に体」と判断され北の富士の勝利となりました。



海の向こうの米国には、
レームダック(lame duck)という似たような表現があります。
議員選挙の後で、
まだ任期の残っている落選議員や大統領をおちょくる表現です。
当然、
やめるとわかっている政治家の影響力は大きく低下し、
あらゆる政策決定が先送りされ政治が停滞します。


ここで思い出すのが元大関の小錦引退です。
切ないエピソードが残っています。
実は引退を覚悟し、千秋楽にはハワイの家族を呼び寄せるつもりでした。
ところが、
13日目に負け越しが決まると、
詰めかけた報道陣に、部屋の親方が引退を示唆してしまったのです。
そのため、
小錦本人は千秋楽まで土俵に上がる意向だったにも関わらず、
「死に体で土俵に上がることはできない」という協会理事長の意見により、
千秋楽を待たずに引退することになってしまいました。
真剣勝負の世界において、
「死に体」で勝負することはできないという凄まじいケジメです。


今、想定外の国難に直面し、
被災者は生きること生き続けることに真剣に立ち向かっています。
そのような災害現場を目の前にして、
復旧・復興を担う政治が「死に体」や「レームダック」であっていいのでしょうか。
私には理解できません。


もちろん、
学校は子どもたちの「生きたい」が溢れており、
そうでなくてはなりません。


さあ今週も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい
頑張りましょう!
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