「奥州曙光」

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2011年5月25日水曜日

#276 大震災と奥の細道






























おはよがんす、まめでらしか~?

秋田は気温14.3 ℃、西北西の風、風速2.9m/s、
湿度78%、気圧1018.0hPa、快晴の朝を迎えました。
日中の最高気温は19℃の見込みです。


先週末、韓国と中国の首脳が来日し、
菅総理とともに東北の被災地を訪問し被災者を励ました。
そして、
サクランボやキウリを試食するパフォーマンスを見せた。

およそ320年前、
俳人・松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出たのは、
ちょうど5月で、
江戸を立って北上し福島、宮城、岩手へと足を伸ばした。
そして、
白川の関で「心許なき日かず重るまゝに、白川の関にかゝりて旅心定りぬ」
多賀城では、
「行脚の一徳、存命の悦び、羇旅の労をわすれて泪も落るばかり也」
と涙をこぼしたという。
松島では、「いづれの人か筆をふるひ詞を尽くさむ」とここでは句を残さなかった。

   (注)「松島や ああ松島や 松島や」と詠んだといわれるのは後の人々
       が考え出した作り話らしい。
平泉では、
 「三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたにあり」として、

      「夏草や 兵どもが 夢のあと」

      「五月雨の 降り残してや 光堂」の句を詠んだ。

今回の東日本大震災による被災地は、
折しも、松尾芭蕉が奥の細道でたどった足跡でもある。
その地に降り立った3人の首脳が、
そのことを知ってか知らずか、それは定かではない。
しかし、
後世に残るような発言はなかったことから、
あまりの悲惨の状況に言葉を失ったのかも知れない。

松尾芭蕉の行脚と比べて、
ほんのひとときに過ぎないにしても、
復興への力強い言葉のひとつも欲しかったと思うのは、
私の期待過剰なのだろうか。

さあ今日も
笑顔いっぱい元気いっぱい夢いっぱい頑張りましょう!


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