「奥州曙光」

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2010年9月10日金曜日

#96 恋の病と中学生 その1
















秋田は、久しぶりに肌寒い朝が戻ってきました。
これでやっと秋になれるかも・・・?
さて、このたび、
大先輩の船越準蔵先生がまたまた本を出版されました。
可奈子への手紙シリーズの10冊目で、
「助け合う魂を心に吹き込む」(公人の友社)という題名です。
その本の中に、こんな話がありましたので紹介します。

中学校2年の学年集会でのある先生の講話です。

地上に命が満ちあふれ、
助け合い、補い合って生きるようにと、
神様は人間に男と女をつくられました。
そして、
男には女を好きになる薬を、
女には男を好きになる薬を、
一服ずつ盛ってくださいました。
何しろ生まれてくる人間の数が多くて忙しいものですから、
薬の量はきわめて大ざっぱで、
多く盛られた人もいれば、少ししか盛られない人もいます。
中には気の毒に、
反対の薬を盛られた人もいるくらいです。(笑)

ですから、この薬の効き目の現れ方は、
人によってマチマチです。
幼稚園の頃から異性とばかり遊びたがる子もいれば、
二十歳過ぎても異性に関心がなくて、
親をやきもきさせる子もいます。
しかし、
ほとんどの人は中学2年生ごろになれば薬が効いてきて、
異性を強く意識するようになります。
そして、心のずっと奥の方で、
自分にとって好ましい異性を探し求めるようになります。
この、異性を求める感情は、甘く切なく、強く激しく、
ときには分別さえも失わせます。
それが原因で、道を誤り、人と争い。
家庭や国を危うくした者さえいます。
キミたちは今、その危険な年齢になったのです。

                  (続く)

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